SSR/クラレット

5の時代のカルザス帝国の皇帝の娘。
彼女の父の妹の子供がシグマ(当時の本名はウェルナー・フォン・エギル)で近衛騎士団長。
クラレットがウェルナーと結婚した場合、3のリグリア帝国領、5の時代のリグリア地方と結びつきカルザス帝国はエルサリア大陸ほぼ全土に手が届く事になるはずだった。本来の婚約者はエリックという別の男性。
しかし皇帝が暗殺されて近衛騎士団長のウェルナーが犯人とされたことで大きく話は変わっていく。
国を出たウェルナーを追って自らもイェレス大陸に向かい、その間に貴族に帝国を乗っ取られる。
5では乗っ取られたカルザス帝国を解放後に、カルザスを民主化してカルザス共和国にする。

5ではもっと目つきと性格がきつく、二言目には「私はカルザスの王女なのよ」と言い出すキャラクターだった。(本編後のドラマCDでもそのキャラは継続)
皇帝の娘だから「王女」ではなく「皇女」なのだが、これのせいで「クラレットがカルザスを出るまでは王国だったが、留守の間にギルモアによってカルザスは帝国になっていた」という設定の誤解が生じた。ランモバではエルサリア大陸でカルザス帝国やシベリル帝国所属の英雄に「帝国属性」が無いためこの誤解が再燃した。
5時代と性格が違うのは「カルザス共和国建国の母は、玉座に拘らないおおらかな性格だった」的な伝承が有ったのかもしれない。

また5の時点でカルザス帝国は「皇帝…死去」「ウェルナー…暗殺犯にして逃亡者」「皇帝の妹…皇帝暗殺犯ウェルナーの母なので処刑」「エギル公爵…皇帝暗殺犯ウェルナーの父なので処刑」「クラレット…ウェルナーを追ってイェレス大陸へ出奔」となっており、当時のクラレットは「皇族が居なくても国は回る」事を体感している。

ちなみにこの時クラレットに並ぶくらいの大戦犯は「ジェシカ」
カルザス帝国によるエルサリア大陸全土の統一直前に、魔族がテレポートで侵入して光輝の末裔の皇帝を暗殺。グロブが皇帝の死体を操りウェルナーを暗殺犯に見せる。死亡診断の御典医はフェラキアが化けたもの。その結果皇帝本人を含め最低でも5名は居た皇族が一気にゼロになる。
そしてジェシカはエルサリア大陸を留守にして何をしていたかというと「賢者の水晶を手に入れるためにギザロフに協力」なので本当に弁解の仕様がない。
ただし5の時代のカルザス首都はエルサリア大陸中央にあるようで遷都している。代々光輝の末裔の居た「王都ラーカシア」「バルディア城」「カルザス城」では「テレポート暗殺」が出来なかったのが「カルザス帝国城」では可能になった可能性がある。

カルザスの領土欲は、おそらくエルスリード王国からバルディア王国になる際に領土が一割程度になったことにより、歴史のどこかで「光輝の末裔よ、エルサリア大陸を統一せよ」という言い伝えがあったのではないかと思われる。ちなみにランモバのエルサリア大陸の地図では旧リグリア地方や、旧バーラル王国は映っていないので悲願が果たされたかは不明。

ただしリグリア地方について言えることとして、
リグリア側から見た場合「バルディア・カルザスの光輝の末裔は、200年おきの魔族の侵攻の際にエルスリード王国からルシリスゲート近辺まで逃げ出した連中の子孫」となる。
自分たちはエルサリア大陸北西部で、エルサリア大陸北東にあるヴェルゼリアと800年(III以前も入れるとそれ以上)にわたり戦い続けて人類の生存領域を守り抜いてきたのに、ヴェルゼリアから遠い地でぬくぬくとやっていたバルディア・カルザスの光輝の末裔を受け入れられるか、というと難しい。
しかもⅤの際にカルザス帝国はリグリア地方の領主であるエギル公爵を「皇帝暗殺犯ウェルナーの父なので処刑」した後で「冤罪だった」と判明している。
対カルザス帝国・共和国の感情は最悪と言ってもいい状態で、仮にクラレットがカルザス共和国を作らずにそのままカルザス帝国女帝に就任して「私はカルザスの女帝なのよ」という言動をしていたら、50年も経たないうちにカルザスの名は過去のものになっていた可能性がある。

末尾の番号が若いほど、古いログになります。

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